「すし銚子丸」共用のガリ箱に電子たばこの吸い殻混入 警察に相談、今後の対応策も発表

「すし銚子丸」の看板(本文の内容とは関係ありません)
「すし銚子丸」の看板(本文の内容とは関係ありません)

回転ずしチェーン「すし銚子丸」の店舗内に設置されていた共用のガリ(ショウガの甘酢漬け)箱の中に、電子たばこの吸い殻が入っていたとして、すし銚子丸を運営する「銚子丸」は、店舗のある所轄の警察署に相談していることを明らかにした。

銚子丸によると、今月4日午後2時ごろ、すし銚子丸横浜都筑店(横浜市)で、共用のガリ箱の中に電子たばこの吸い殻とみられる異物が混入していたことが、利用客の情報提供によって判明。混入を受け、同店では箱を洗浄するとともに、所轄である神奈川県警都筑署に相談した。同社によると、現時点で混入したことを名乗り出る利用客は出ておらず、健康被害を訴える利用客もいないという。

同社は公式サイトを通じて今後の対応策などを発表。カウンターやテーブルに設置しているしょうゆ、わさび(小袋)などの共用の食品と、湯飲みや小皿などの食器については、利用客を案内するたびに従業員が席に持参し、利用客が帰る際に回収するよう変更した。

同社は「(共用食品などの)変更により、混雑時にお客様をお席にご案内するまでに、今まで以上に時間がかかることが見込まれますが、食の安全を確保するために細心の注意を払い、安心してお食事を楽しんでいただけますように、従業員一同誠心誠意取り組んで参ります」としている。

回転ずしチェーンをめぐっては、利用客による不適切行為を映した動画が会員制交流サイト(SNS)で拡散されるケースが相次いでいる。(浅野英介)

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