プロボクシングの2022年表彰選手が8日に発表され、男子最優秀選手賞(MVP)はバンタム級で日本人初の世界主要4団体統一王者となった29歳の井上尚弥(大橋)が5年連続6度目の受賞となった。KO賞にも3年連続で選ばれた。
井上尚は昨年6月にノニト・ドネア(フィリピン)にTKO勝ちし、3団体統一。同12月にポール・バトラー(英国)をKOで下し、世界ボクシング機構(WBO)のベルトを獲得した。「非常に濃密な1年で最高の結果に満足。新たな階級(スーパーバンタム級)での挑戦に一層精進していく」とコメントした。
世界戦年間最高試合は、村田諒太(帝拳)がゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に9回TKOで敗れたミドル級2団体王座統一戦が選ばれた。
技能賞はライトフライ級世界2団体統一王者の寺地拳四朗(BMB)が初めて、殊勲賞はWBOフライ級王座防衛を果たした(その後返上)中谷潤人(M・T)が2度目の受賞。女子最優秀選手賞にはWBO女子スーパーフライ級王者の昼田瑞希(三迫)が輝いた。表彰式は2月22日に東京都内で開かれる。