大地震でトルコ、シリアの世界遺産に被害 ユネスコ発表

早朝に発生した地震で倒壊した建物=6日、トルコ南部ハタイ県(ゲッティ=共同)
早朝に発生した地震で倒壊した建物=6日、トルコ南部ハタイ県(ゲッティ=共同)

【パリ=三井美奈】国連教育科学文化機関(ユネスコ)は7日、トルコ南部を震源とする大地震により、トルコとシリア両国の世界遺産に大きな被害が出たと発表した。

発表によると、シリアでは危機遺産に登録されている「古代都市アレッポ」で、城塞や塔、スーク(市場)の建物で崩落などがみられた。

6日、シリア北部アレッポ県で地震の後、少女を抱えて運ぶ男性(ロイター)
6日、シリア北部アレッポ県で地震の後、少女を抱えて運ぶ男性(ロイター)

トルコでは、南東部にある「ディヤルバクル城塞とヘヴセル庭園の文化的景観」が被害を受け、複数の建物の壁が崩落した。トルコではこのほか、古代遺跡「ギョベクリ・テペ」など3つの世界遺産で被害が出た可能性があるという。

アレッポはシルクロードの歴史を刻む商都で、シリア内戦中の2013年、危機遺産に指定された。ディヤルバクル城塞は古代ローマ時代に建設され、15年に世界遺産に登録された。

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