大阪市長選で自民府連幹部、北野氏推薦「見送り」伝達 自主支援の方針

自民党の北野妙子市議
自民党の北野妙子市議

4月9日投開票の大阪市長選に立候補する予定の自民党市議、北野妙子氏(63)に対し、自民党大阪府連会長の宗清皇一衆院議員が、推薦を出さずに自主支援する方針を伝えたことが7日分かった。地域政党「大阪維新の会」に対抗する政治団体から出馬を要請されている北野氏は、自民を離党して無所属で選挙に臨む予定で、政党色を出さずに非維新勢力の結集を目指す。

北野氏は同日、産経新聞の取材に「宗清氏からは全力で選挙を応援すると聞いた。他党にも応援を呼びかけたい」と話した。政治団体「アップデートおおさか」が8日に開く記者会見で正式に出馬を表明する。

昨年11月の兵庫県尼崎市長選では、自民や立憲民主党などの地方組織が支援した無所属新人が、日本維新の会公認の新人を破り当選した。自民府連は同様の方針を取り、立民府連も足並みをそろえる見通し。

大阪市長選では大阪維新が、今年4月の任期満了で政治家を引退する松井一郎市長の後継候補として、府議の横山英幸氏(41)の擁立を決定している。

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