京都腕時計強盗事件の「金庫番」を逮捕 実行役に報酬提供

京都市の貴金属店強盗で、ショーケースが割られた店内を調べる捜査員=令和4年5月、京都市中京区(渡辺恭晃撮影)
京都市の貴金属店強盗で、ショーケースが割られた店内を調べる捜査員=令和4年5月、京都市中京区(渡辺恭晃撮影)

全国で相次ぐ強盗事件のうち、京都市中京区の貴金属店で昨年5月、高級腕時計が奪われた強盗事件で、金を管理し実行役らに提供していたとして、京都府警は7日、強盗容疑で東京都板橋区の無職、宮沢優樹被告(22)=窃盗罪で起訴=を逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。

事件では「ルフィ」を名乗る指示役が関与した疑いが持たれており、府警は実行役より上の立場である宮沢容疑者が何らかの事情を知っているとみて関連を調べている。

逮捕容疑は共謀して昨年5月2日、貴金属店「ビッグムーン京都」に押し入り、ロレックスなど高級腕時計41点(計6900万円相当)を奪ったとしている。府警によると、宮沢容疑者は秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で実行犯らとやり取りし、事件後、実行犯の一部に報酬を渡していた。

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