浪速風

学校でのマスク生活

新型コロナウイルスの感染症法上の分類を「5類」に引き下げられるのに伴い、学校でのマスク着用の見直しが検討されている
新型コロナウイルスの感染症法上の分類を「5類」に引き下げられるのに伴い、学校でのマスク着用の見直しが検討されている

毎週金曜日の夜10時、ラジオ大阪(AM1314、FM91・9)で「ラジオ産経 ビジネスジャーナル」という番組をやっている関係で、声には人一倍気を使う。特にこの3年余りはコロナ禍で、マスク生活がほとんどなのでつい、ぼそぼそとしゃべる癖がついてしまい、放送前の発声練習が欠かせない

▶ホスト役は新聞記者と断っている番組なので、練習は簡単なものではある。口を大きく開けて「アエイオウ」と繰り返すだけ。これでだいぶ、声の通りが違う。師匠のアナウンサーから言われているのは「口角を上げて口を縦横にはっきり開け、2メートルぐらい先に向かって声を出せ」だ

▶今、学校でマスクを外すか否かの議論がやかましい。コロナが季節性インフルエンザ並みの扱いになるのだから、本人か保護者任せにすればいいと思う。本当の課題は、マスク生活で子供たちがコミュニケーション下手になっていないか、その際の指導をどうするかである。

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