トランプ前米大統領がロシアの侵略を受けるウクライナへの戦車供与の決定を巡り「次に来るのは核兵器だ」と述べた。事態が核戦争へと激化するのを懸念した発言とみられる。プーチン露大統領が核兵器の使用も辞さない構えで侵略を始めてから24日で1年。実際に核攻撃が起こる可能性はあるのか。
「まず戦車が来て、それから核兵器が来る。この狂った戦争を終わらせるんだ、今すぐに。とても簡単なことだ!」。トランプ氏が交流サイトにこう投稿したのは1月26日。バイデン米大統領やドイツのショルツ首相がそれぞれの主力戦車をウクライナへ供与すると表明した翌日だった。
トランプ氏の投稿を、米誌ニューズウィーク電子版は「ウクライナへの戦車供与を巡り核戦争(の勃発)を警告した」との見出しで伝えた。