パリのイダルゴ市長は7日、ロシアのウクライナ侵攻が続く限り、地元開催となる来年のパリ五輪にロシア選手団が参加することに反対する意向を示した。ロイター通信によると、フランスのラジオ局に語った。
イダルゴ市長は「ウクライナに爆弾が降り注ぐ中、何事もなかったかのように選手団がパリに来て行進することは考えられない」と話した。
国際オリンピック委員会(IOC)は「中立」の立場などの条件付きでロシアとベラルーシ両国の選手の国際大会復帰を検討すると表明している。同市長は過去の五輪のような中立の立場でロシア選手が出場することにも反対の姿勢を示した。
ウクライナ・オリンピック委員会はロシア勢が出場する場合はパリ五輪をボイコットする可能性を検討している一方、パリ五輪の大会組織委員会はIOCの判断に従う姿勢を示している。(共同)