米グーグルは6日、会話型のAIサービス「Bard(バード)」を開発し、数週間以内に一般公開すると発表した。AIを使って質問に答える自動応答ソフトは、マイクロソフトが投資する米新興企業オープンAIの「チャットGPT」が話題となっており、対抗する。利用が進めば、インターネットの使い方が変わる可能性がある。
バードは6日から限られた利用者に公開してテストを開始。フィードバックを得て、応答の安全性や信頼性を確認する。グーグルの検索エンジンにも簡単な質問に答えるAI機能を追加する予定だ。
検索エンジンのデモ画面では「ギターとピアノとどちらが習得しやすいか」という問いに、「手や指の動きが自然なためピアノの方が習いやすいという人もいる」などと回答した。
ピチャイ最高経営責任者(CEO)は「AIは正解がない質問に対して洞察を与える」と述べた。(共同)