ハリコフで大学にミサイル ロシア攻勢、東部激戦地で続く

ハリコフでロシアのミサイル攻撃を受けた大学施設=5日(ロイター=共同)
ハリコフでロシアのミサイル攻撃を受けた大学施設=5日(ロイター=共同)

ウクライナ東部ハリコフ州のハリコフ市で5日、ロシアのミサイル攻撃で大学施設などが破壊され、5人が負傷した。地元メディアが伝えた。一方、東部ドネツク州の激戦地バフムトなどでロシア軍の攻勢が続いた。

ウクライナ軍の参謀本部によると、ロシアはミサイル計4発を発射。うち2発はハリコフに、残りはドネツク州の都市に着弾した。またロケット砲40発で南部ヘルソン州などを攻撃した。

英国防省の5日の戦況分析によると、バフムトを包囲するためロシア軍はわずかながら前進した。一部の幹線道路は直接の砲撃にさらされる可能性があるという。ウクライナ軍は依然、補給路を確保しているものの「バフムトは孤立しつつある」とした。

ウクライナのレズニコフ国防相は5日の記者会見で、侵攻から1年を前に「ロシアによる大攻勢がありうると予想している」と指摘。ただ「われわれは準備している。想定外のことは起きないだろう」と話した。(共同)

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