体が冷え冷えするとき、頭がもやもやするとき、心がくさくさするとき、銭湯に行く。ジェットバスに身を委ね、サウナの砂時計とにらめっこし、たっぷりとした熱ーいお湯にどっぷりとつかる。極楽極楽。大げさではなく、これがあるから人生やめられない、と思う
▶銭湯が経営の危機に見舞われている、という。ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけとした燃料高騰が原因だ。多少の値上げはやむを得ない。心配は廃業に向かうことだ。銭湯減少に拍車がかかるようなことに、ならないだろうか
▶先日は番台のおばあちゃんが、こっくりこっくり、気持ちよさそうに舟をこいでいた。小銭なら置いていけるが、あいにく「ペイペイ」払いなので持ち合わせがない。キャッシュレス化に対応する銭湯には、国際エネルギー事情の荒波も乗り越えてほしい。きょうは「ふ(2)ろ(6)の日」。たっぷりとした熱ーいお湯の極楽が、どうかいつまでも続きますように。