生物・政経など過去最低に…共通テスト平均点、最終集計を発表

大学入試センターは6日、1月に実施した大学入学共通テストの平均点の最終集計を発表した。政治・経済が50・96点(昨年56・77点)、生物が48・46点(同48・81点)となるなど4科目で大学入試センター試験時代を含めて過去最低となった。英語は共通テスト移行に伴う配点基準の変更後、リーディングが最低となる一方、リスニングは最高を記録した。

政治・経済と生物のほか、過去最低となったのは世界史A36・32点(同48・10点)と物理基礎28・19点(同30・40点)。英語のリーディングは53・81点(同61・80点)、リスニングは62・35点(同59・45点)。

主な科目の平均点は、国語(200点満点)105・74点▽世界史B58・43点▽日本史B59・75点▽地理B60・46点▽現代社会59・46点▽数学Ⅰ・A55・65点▽数学Ⅱ・B61・48点▽物理63・39点▽化学54・01点-など。理科専門科目の生物と化学は得点調整により加算された点数となる。

追・再試験を含む受験者数は昨年より1万4332人少ない47万4051人で、志願者に対する受験者の割合(受験率)は昨年から0・4ポイント増の92・48%だった。

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