米地質調査所(USGS)によると、トルコ南部ガジアンテプ県付近で6日午前4時17分(日本時間同10時17分)ごろ、マグニチュード(M)7・8の地震があった。震源の深さは17・9キロ。トルコや隣国シリアの当局によると、両国で 少なくとも521人が死亡、2900人以上が負傷した。がれきに取り残されている人々が多数いるとみられ、被害が拡大する恐れがある。
在トルコ日本大使館は6日、これまでのところ邦人被害の情報は入っていないと明らかにした。
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6日、トルコ南部カフラマンマラシュで地震により倒壊した建物(ゲッティ=共同)
トルコのオクタイ副大統領は、地震により284人が死亡し、2300人以上が負傷したと述べた。南東部シャンルウルファ県やオスマニエ県、マラティヤ県で被害の情報が出ている。
シリア保健省によると、北部アレッポ県や北西部ラタキア県などで237人が死亡し、600人以上が負傷した。レバノンや地中海のキプロスでも揺れが感じられた。(共同)