2トンの金属板13枚倒れる 1人が死亡2人意識不明 大阪・岸和田の工場

金属板が倒れる事故が起きた現場。作業員7人が死傷した=6日午後、大阪府岸和田市(柿平博文撮影)
金属板が倒れる事故が起きた現場。作業員7人が死傷した=6日午後、大阪府岸和田市(柿平博文撮影)

大阪府岸和田市臨海町の工場で6日午前、金属板に挟まれて男性7人が負傷した事故で、大阪府警岸和田署は、50代男性1人が死亡したと明らかにした。病院に搬送された5人のうちの1人で、搬送時に心肺停止だった。同署によると、さらに2人が意識不明。同署は業務上過失傷害容疑を視野に、死亡した男性の身元や当時の詳しい状況を調べている。

同署によると、作業員19人が工場内で作業をしていたところ、重さ約2トンの金属板13枚が次々と倒れ、近くにいた作業員が巻き込まれた。金属板は機械の部品で、縦2・3メートル、横9・3メートル程度の大きさで、13枚全てが倒れていた。

6日午前11時50分ごろ、「3トンくらいの金属板に数人がはさまれている。意識がない人もいる」と工場関係者から119番があった。

現場は南海岸和田駅から北に約1・8キロで、工場などが立ち並ぶ海沿いの一角。

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