史上最年少の13歳11カ月で囲碁タイトルを獲得した仲邑菫新女流棋聖は6日の対局後、記者会見に臨んだ。一問一答は以下の通り。
--二転三転の局面、何を考えていたのか
「いけそうかなと思ったあともミスを重ねて…。ヤバイかなと思っていた」
--途中でタイトル獲得は脳裏をよぎったか
「(昨年7月の)扇興杯のときはタイトルのことを考えてダメだった。きょうは意外と冷静に打てた。難しい碁だったので、集中して打てました」
--扇興杯での反省がいかされたか
「(扇興杯は)後半で失速して負けてしまったので、とくに後半の勉強をするようになった。(女流棋聖戦)第2局、後半に頑張れて半目(差で)勝てたのは自信になった」
--女流棋聖の実感は
「まだまだですね。タイトルを取ることはすごいこと。奇跡。実際に達成できたことは自信になります」
--これからの目標は
「世界戦で戦える棋士になりたい」
--藤沢里菜女流本因坊や上野愛咲美女流立葵杯との戦いは続く。並んだか、もしくは力の差はどれくらいあると思うか
「実力で並ぶにはまだまだ時間がかかる。(上野女流立葵杯に)勝てたのはびっくりな結果」
--女流名人戦リーグも4戦全勝で上野女流立葵杯と並ぶ。昨年に続いて三番勝負挑戦の可能性がある
「(上野女流立葵杯との)直接対決も近々ある。(女流棋聖戦の早碁と、持ち時間3時間の)リーグ戦では感覚が違う。対局するのが楽しみ」
--プロ入り4年で、どこが変わったと思うか
「後半の(打つ)精度があがってきたと思う。自信につながった。対局後にAI(人工知能搭載ソフト)で調べたとき、以前よりは精度があがっているかな、と」
--遊びたいと思うこともあるだろうが、勉強を続けるモチベーションは
「やらないと差をつけられるので、仕方ない」
--世界戦で活躍するのに必要なことは
「とくに韓国の棋士は後半に強い。私とは差がある。自分の力を信じて、楽しんで世界戦でも国内戦でも打ちたい」
--息抜きは
「(シンガーソングライターの)milet(ミレイ)さんの音楽を聴くこと。『Final Call』は好きです。(タイトル獲得のご褒美に)ライブに行きたいです。映画にも、カラオケにも行きたい」
--七大タイトルなど男女混合棋戦での活躍も期待される
「一般棋戦の本戦にいくことが目標です」
--年下の棋士にも目標にされる存在に
「年下の棋士がこれから入ってくる。もう少し実力をあげられるようにしたい。尊敬される棋士になりたい」
囲碁の仲邑三段、13歳11カ月でタイトル初獲得、最年少記録更新