トルコで地震、10人超死亡 M7・8、複数の建物倒壊 がれきに多数、被害拡大も

6日、トルコ東部マラティヤ県で地震により倒壊した建物(ゲッティ=共同)
6日、トルコ東部マラティヤ県で地震により倒壊した建物(ゲッティ=共同)

米地質調査所(USGS)によると、トルコ南部ガジアンテプ県付近で6日午前4時17分(日本時間同10時17分)ごろ、マグニチュード(M)7・8の地震があった。震源の深さは17・9キロ。地元メディアなどによると、少なくとも10人が死亡した。がれきに取り残されている人々が多数いるとみられ、被害が拡大する恐れがある。

ロイター通信などによると、南東部シャンルウルファの当局者は6日、地震で建物が倒壊し、5人が死亡したと述べた。震源に近いオスマニエ県の知事も、県内で34の建物が崩壊し、5人が死亡したと述べた。

トルコ治安当局者は、南東部ディヤルバクルで17の建物が倒壊し、がれきに取り残された人々がいると述べた。AP通信によると、隣国シリアでも複数の建物が倒壊。レバノンでも揺れが観測された。

ロイターが地元テレビの情報として伝えたところによると、トルコの震源に近い地域では複数の建物が損壊し、人々が路上に集まっているという。トルコ当局が被害の状況を調べている。(共同)

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