共産党の志位和夫委員長の長期在任を批判した元職員を同党が除名処分にしたことを巡り、日本維新の会の松井一郎前代表(顧問・大阪市長)は6日、記者団の取材に応じ、「(共産は)言論の自由を奪うおそろしい政党だ」と批判した。
共産は現体制に疑問を呈して党首公選制導入を主張した党員で元職員の松竹伸幸氏を「重大な規律違反」として除名処分にしたと6日、発表している。
松井氏は、松竹氏の主張が支持率低下や議員数減に苦しむ共産を憂慮しての発言だったとの見解を示した上で、「党のために問題提起したのに、除名されるというのは民主主義じゃない。党の体質がみえた」と述べた。
松竹氏は1月、党運営の透明化を求める内容の著書を出版。22年を超えて委員長を務める志位氏を「国民の常識からかけ離れている」と指摘していた。