今週の国会は、NHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員への懲罰が大きな焦点となりそうだ。尾辻秀久参院議長は先月30日、ガーシー氏が昨夏に初当選以降登院しないことを受け、原則7日以内に出席を求める招状を出した。ガーシー氏は欠席を続ける意向で、議長は国会法に基づき、処分の有無や内容を懲罰委員会に付すことになる。懲罰委の委員長は、数々の修羅場をくぐった日本維新の会の鈴木宗男氏だ。ガーシー氏に一発レッドカード(除名)は出るか。
「第211回国会(常会)の召集に正当な理由なく応じないと認めるので、国会法第124条の規定により出席を求めます」
尾辻氏が参院の歴史として74年ぶりに出した招状には、横書きで短くこう記されていた。同法124条は、議員が正当な理由なく、召集日から7日以内に召集に応じない場合に、議長権限で招状を出すことができると定めている。