1月下旬、列島を直撃した「10年に1度」の最強寒波。車両や電車が立ち往生する事態に見舞われた西日本とは対照的に、新潟県など豪雪地帯は目立った混乱がなかった。地域によって降雪量に差があったとはいえ、何が明暗を分けたのか。
「高速道路と国道を同時に通行止めにし、集中除雪で早期に再開する方針で臨んだ。その結果、大きな混乱は起きなかった」。新潟県の花角英世知事は最強寒波が襲った1月25日の記者会見で、県内の道路網の対応について説明した。
実際、最強寒波に備え、同県内の高速道路や国道の一部区間は同24日午後3時から一斉に通行止め。除雪を急ぎ、最速で4時間後に解除できた。