海底の船体は沈没船と確認、行方不明者の捜索続く

愛媛県今治市沖の現場付近で行われた行方不明者の捜索活動=3日午前
愛媛県今治市沖の現場付近で行われた行方不明者の捜索活動=3日午前

愛媛県今治市沖で貨物船同士が衝突、「せいりゅう」(716トン、三重県鳥羽市)が沈没した事故で、今治海上保安部は5日までに、水深約57メートルの海底で3日に見つかった船体をせいりゅうと確認したと明らかにした。4日夕の潜水作業で沈没船の備品に「せいりゅう」の文字を確認した。同保安部は5日も行方不明となっている船長ら2人の捜索を続けた。

2日夜、せいりゅうと「幸栄丸」(499トン、今治市)が衝突。せいりゅうは乗組員3人が救助されたが、船長の北井宗祐さん(63)=三重県志摩市=と1等航海士、渡辺侑樹さん(24)=福岡県福津市=が行方不明となった。幸栄丸の乗組員4人は無事だった。同保安部は業務上過失往来危険の疑いで捜査している。

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