伊藤、6季ぶりの歓喜

今季初勝利で6季ぶりの通算6勝目を挙げ、笑顔の伊藤有希=ビリンゲン(共同)
今季初勝利で6季ぶりの通算6勝目を挙げ、笑顔の伊藤有希=ビリンゲン(共同)

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は5日、ドイツのビリンゲンで個人第17戦(ヒルサイズ=HS147メートル)が行われ、伊藤有希(土屋ホーム)が2017年3月以来6季ぶりの通算6勝目を挙げた。

伊藤が歓喜の瞬間を迎えた。試合直後に英語でインタビューに応じ「(最後の優勝から)すごく間が空いたが、ずっと頑張ってきて良かった」と満面の笑みで語った。

好内容の飛躍をそろえた。1回目はタイミングよく踏み切り、安定した空中姿勢でK点(130メートル)を7メートル越えてきれいに着地。最後に飛んだ2回目も強い向かい風を利し、しっかり距離を伸ばす。得点が出ると拳を握って喜びを爆発させた。

このジャンプ台との好相性を発揮。「台と運が味方してくれている」と自身も感じていた勢いを、しっかりと結実させた。(共同)

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