台湾の国際的イベントの一つ「ランタンフェスティバル」が5日、台北市で始まった。新型コロナウイルスの流行で過去2年は中止や規模の縮小を余儀なくされた。今年は日本の自治体なども参加し、展示会場は多くの外国人観光客らでにぎわった。蔡英文総統は新型コロナの収束を踏まえ「海外からの人たちを受け入れる準備ができている」と観光業の復活への期待を語った。開催は19日まで。
台湾観光局によると、ランタンフェスティバルは春節(旧正月)から15日目の元宵節を祝う台湾最大のイベントで、今回は34回目の開催という。
台北市中心部にある国父記念館の展示エリアには、干支にちなみ巨大なウサギを模したイルミネーションが登場。また同記念館を囲むように、札幌市の雪祭りや愛媛県の道後温泉、島根県の縁結びで有名な神社など、日本の各自治体をアピールするランタンも飾られた。(共同)