首相、育児支援で石川視察 コマツの取り組み参考

建機大手コマツの粟津工場を視察する岸田首相(右)=4日午前、石川県小松市
建機大手コマツの粟津工場を視察する岸田首相(右)=4日午前、石川県小松市

岸田文雄首相は4日午前、建機大手コマツの粟津工場(石川県小松市)を視察した。政府関係者によると、同社が東京都の本社機能の一部を小松市へ移転後、現地で働く女性社員の出生率が向上。独自の休暇制度を設けているという。首相は、育児支援を巡る同社の取り組みについて説明を受け、子ども・子育て対策の具体化に向け参考にしたい考えだ。

午後には福井県で、子育ての当事者の声を直接聞く「こども政策対話」の第1弾を実施。育児中の保護者らとの意見交換を予定している。

首相は1月23日の施政方針演説で、出生率を反転させるため「次元の異なる少子化対策」を実現したいと表明。全国各地を訪問し、子育て中の親や子育てサービスに携わる人の意見を聞く意向を示した。

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