NY円、一時131円20銭米長期金利上昇で円売り

3日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=131円20銭と約半月ぶりの円安ドル高水準を付けた。朝方発表された1月の米雇用統計で労働市場の堅調さが示されて米長期金利が急騰し、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが進んだ。

午後5時現在は、前日比2円49銭円安ドル高の1ドル=131円15~25銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1・0790~0800ドル、141円60~70銭。

雇用統計は非農業部門の就業者数の増加幅が市場予想を大幅に上回り、失業率は53年8カ月ぶりの低水準となった。堅調な労働市場を背景とした物価上昇を抑えるため、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを続けるとの見方が強まった。(共同)

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