米自動車大手2社の2022年12月期決算が2日、出そろった。フォード・モーターは純損益が21億5200万ドル(約2770億円)の赤字に転落した。前期は179億1千万ドルの黒字だった。半導体不足に伴う供給制約や原材料の高騰など生産コストの増加などが響いた。
売上高は前期比15・9%増の1580億5700万ドルだった。ファーリー最高経営責任者(CEO)は声明で、「22年はもっと良い結果を残すべきだった」と振り返った。
一方、ゼネラル・モーターズ(GM)は純利益が前期と比べ0・8%減となったものの、99億3400万ドルの黒字を確保した。
売上高は23・4%増の1567億3500万ドルだった。世界的な環境規制を背景に力を入れている電気自動車(EV)やスポーツタイプ多目的車(SUV)の販売が好調だった。(共同)