3日午前7時40分ごろ、山口県防府市多々良1丁目の中川裕子さん(85)方で、首の後ろに包丁が刺さった高齢女性の遺体が見つかった。山口県警は現場前の路上で包丁を所持したとして、銃刀法違反の疑いで、裕子さんと同居する息子の無職、達也容疑者(61)を現行犯逮捕。裕子さんを殺害したとみて殺人容疑で捜査している。
県警によると、裕子さんと達也容疑者は2人暮らし。裕子さんとは連絡が取れていない。これまで県警には2人の間にトラブルがあると相談が寄せられていたといい、県警は遺体が裕子さんとみて、身元や事件との関連を調べる。
近隣住民から「家のガラスが割られた」と110番があり、駆け付けた警察官がかなづちと包丁を持った達也容疑者を発見。襲いかかってきたため拳銃を向けると、達也容疑者は自宅敷地内に逃げ、警察官がその場で確保した。その後、自宅内で高齢女性がうつぶせに倒れているのを発見した。
逮捕容疑は自宅前の路上で包丁1本を所持したとしている。