米国フィギュアスケート協会は2日、昨年の北京冬季五輪の団体で2位になりながら、1位となったロシア・オリンピック委員会(ROC)の女子選手のドーピング問題で今もメダルの色が確定しないことに関し、「最終決定が下されないことに非常にいら立ちを感じている」と声明を発表した。
北京五輪では、期間中にROCの1位に貢献したカミラ・ワリエワにドーピング検査での陽性反応が発覚し、メダル授与式が延期されたままになっている。五輪開幕から1年を迎えるにあたって声明を出した米国協会は「影響を受けた全てのクリーンな選手にメダルを正当に授与するため、公正で適切な裁定を下すことを求める」と訴えた。
ROCが失格となれば米国が金、3位の日本が銀メダルに繰り上がる。(共同)