「カラオケまねきねこ」を運営するコシダカホールディングス(HD)は3日、店舗内でマイクを除菌するために置いてあったスプレー缶を利用客が無断で使用してライターで引火させた行為を映した動画がSNSで拡散しているとして、店舗のある所轄の警察署に相談していることを明らかにした。
コシダカHDによると、拡散している動画が撮影されたのは「高崎駅西口2号店」(群馬県高崎市)。動画には、スプレー缶を若い男性客が無断で使用し、ライターで火をつけて遊ぶ行為が約10秒間にわたり映し出されていた。同社は産経ニュースの取材に「行為が行われた時期などについては調査中」としており、利用客から謝罪などの連絡は現時点で受けていないという。
「一歩間違えば大事故」
今回の行為について、コシダカHDは公式サイトに今後の対応などを発表。「所轄警察署に相談をさせていただいております」とした上で「一歩間違えば大事故に繋がる危険行為であると判断し、弊社としては刑事および民事の両面で厳正に対処いたします」としている。
また、カラオケまねきねこ「久喜店」(埼玉県久喜市)では、店舗に設置されていたソフトクリームの製造機器に客が顔を入れ、口を開けて直接食べる行為が撮影され、約10秒間の動画がSNSで拡散した。コシダカHDは、久喜店でのソフトクリーム機器の使用をいったん中止し、点検や洗浄を実施したことを明らかにしたうえで、「弊社のみならず、同様の設備を有する店舗への不信感に繋がる重大な被害。詳細が分かり次第、厳正に対処いたします」としている。(浅野英介)