和歌山県那智勝浦町は3日、現金約280万円を着服したとして、建設課副主査の男性職員(33)を懲戒免職処分とした。町によると、男性は全額返済しており「競馬の借金がかさみ、やってはならないことをしてしまった」と話している。
管理監督責任を問い、堀順一郎町長を減給10分の1(1カ月)とする他、会計管理者ら職員3人も減給10分の1(1~3カ月)とした。
男性は令和3年11月22日~今年1月17日、会計の支出を水増しするなどして現金を着服した。自責の念が募ったとして同23日に自ら上司に報告したことで発覚した。
堀町長は「職員の綱紀粛正を徹底し、信頼される町政に努めたい」と話した。