看病疲れ…72歳夫、妻への嘱託殺人罪認める

北海道音更町の自宅で昨年11月、同居の妻=当時(72)=を依頼に応じて殺害したとして、嘱託殺人の罪に問われた無職、吉滝信雄被告(72)は3日、釧路地裁帯広支部(高田浩平裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。

起訴状などによると昨年11月4日、妻の三津子さんから嘱託を受け、包丁で腹部を刺すなどして失血死させたとしている。

道警は殺人容疑で逮捕、送検したが、妻が「死にたい」と周囲に漏らしていたことなどから、釧路地検帯広支部は嘱託殺人罪で起訴。道警によると、吉滝被告は「妻の精神疾患の看病に疲れた」と供述していた。

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