サッカー女子プロ、WEリーグの初代女王、INAC神戸の選手らが3日、練習拠点と同じ神戸市東灘区にある本住吉神社(横田智明宮司)を訪れ、節分祭に参加した。新型コロナウイルス禍のため昨年、一昨年は縮小した形で執り行われており、3年ぶりににぎやかな節分祭となった。
INAC神戸の選手や安本卓史社長らは本殿で節分特別祈祷(きとう)を受けたあと、豆まきに参加。本殿の縁に並んで、境内に集まった一般の参拝者や近くの幼稚園児らに向け、邪気を追い払う豆を威勢よくまいた。
INAC神戸は今季、神戸市にある9つの区を選手が分担して受け持ち、盛り上げていく「神戸市9区プロジェクト」をスタートしており、本拠地のある東灘区は全選手が担当。節分祭へもその一環として3年ぶりに参加した。今季好調な守屋都弥は「チームが勝つために福が来てくれたらと思う。たくさんの人に節分祭に来てもらえてうれしい」。セレッソ大阪堺レディースから期限付きで加入したばかりの筒井梨香は「地域の人たちとじかに交流することができてよかった」と感想を話した。
今季のWEリーグは現在、冬季の中断期間中。連覇を狙うINAC神戸は6勝1分けの無敗で首位につけている。リーグは3月5日に再開する。