米IT3社、景気低迷で減益 アップルは19年以来の減収、中国ゼロコロナ政策響く

米IT大手のスマートフォン用アイコン(共同)
米IT大手のスマートフォン用アイコン(共同)

アップル、グーグルの持ち株会社アルファベット、アマゾン・コムの米IT大手3社が2日発表した2022年10~12月期決算は、世界的な景気低迷の影響で全社の最終利益が前年同期比で減益となった。

アップルの売上高は5%減の1171億5400万ドル(約15兆円)で、19年1~3月期以来の減収だった。最終利益は13%減の299億9800万ドルで2四半期ぶりの減益。中国政府による新型コロナウイルスを徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策がiPhone(アイフォーン)などの生産に影響した。

アルファベットは最終利益が34%減の136億2400万ドル。売上高は1%増の760億4800万ドル。広告収入が低迷した。

アマゾン・コムは売上高が9%増の1492億400万ドルだったものの、最終利益は98%減の2億7800万ドルとなった。減益は外国為替市場でドル高が進んだ影響のほか、前年同期に利益を押し上げた株式評価益がなくなったため。(共同)

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