国際オリンピック委員会(IOC)が「中立」の立場などの条件付きでロシアやベラルーシの選手の国際大会復帰を検討していることについて、米ホワイトハウスのジャンピエール報道官は2日の記者会見で「選手が両国を代表していないということをはっきりさせるべきだ」と注文を付けた。国旗や国歌の使用は禁じるべきだとした。
米国の立場として、ウクライナに侵攻したロシアと、同国を後押しするベラルーシの政府関係者についてはスポーツの国際組織から締め出すべきだとの考えを示した。
IOCは1月25日、ロシアとベラルーシの選手について、戦禍が収まらない状況でも「いかなる選手もパスポートを理由に大会参加が妨げられてはならない」とし、中立の立場などを条件に本格的に復帰を検討すると発表した。(共同)