日産・ルノー、6日に新提携戦略を発表 ロンドンで

日産自動車とルノーのロゴマーク
日産自動車とルノーのロゴマーク

フランスの自動車大手ルノーは2日、企業連合を組む日産自動車、三菱自動車と共同で、連合の新たな提携戦略を説明する催しを英ロンドンで6日に設けると発表した。ルノーが日産への出資比率を引き下げることや、ルノーが設立を主導する電気自動車(EV)の新会社に日産が参画することなどを公表する見通しだ。

日産とルノーは1月30日、ルノーによる日産への出資比率を約43%から15%に引き下げ、互いの比率を対等にすることで基本合意したと発表していた。両社は説明会までに取締役会を開き、正式に決議する。

日産は経営難に陥った1999年にルノーと資本提携した。日産もルノー株の15%を保有しているが、フランスの法律によりルノーへの議決権がなかった。ルノーによる日産への出資比率が下がれば日産に議決権が生じ、グループ内での発言力が増すとみられる。(共同)

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