昨年の参院選で当選した後、国会に一度も登院していないNHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員に対し、懲罰が科される可能性が高まっている。尾辻秀久参院議長が出席を促す「招状」を出した後も、登院する様子がないためだ。期限内にガーシー氏が出席しない場合、与野党は来週にも懲罰委員会を開き、審査を始める見通しで、処分内容は「陳謝」が有力となっている。
「ガーシー氏が1週間以内に(日本に)帰ってくることはない。懲罰委で何らかの処分が下されるのは想定の範囲内だ」。N党の浜田聡政調会長は1月30日、ガーシー氏宛ての招状を尾辻氏から受け取った後、記者団にこう語った。