米IT大手メタ(旧フェイスブック)が1日発表した2022年10~12月期決算は、最終利益が前年同期比55%減の46億5200万ドル(約6000億円)だった。売上高は4%減の321億6500万ドルで、3四半期連続の減収。景気減速による広告収入の減少が響いた。
仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を手がける「リアリティーラボ」部門の赤字拡大も影響した。力を入れる仮想空間「メタバース」関連の投資負担でコストが膨らんだ。
2023年1~3月期は売上高が260億~285億ドルになるとの見通しを示した。前年同期は279億ドルで予想の上限に達すれば増収に転じる。
メタは昨年11月にコスト削減の一環として従業員1万1000人以上を削減すると明らかにした。(共同)