晴れの国岡山駅伝 地域の名誉かけタスキつなぐ ドルーリー選手も区間新

駅伝終了後、会見に応じるドルーリー選手=岡山市
駅伝終了後、会見に応じるドルーリー選手=岡山市
3年ぶりに開催された晴れの国岡山駅伝競走大会=岡山市
3年ぶりに開催された晴れの国岡山駅伝競走大会=岡山市

岡山県内の市町村・地区対抗で争う第12回晴れの国岡山駅伝競走大会(岡山陸上競技協会主催)が岡山市内で開かれ、岡山市北区チームが1区から首位を譲らぬ独走で、2大会ぶり3度目の優勝を2時間15分29秒の大会新記録で果たした。

大会は新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりに開催。旭川・百間川ランニングコースの9区間42・195キロで、19市町24チームの中学生から一般までの選手が力走し、タスキをつないだ。

区間新の快走を見せたドルーリー選手=岡山市
区間新の快走を見せたドルーリー選手=岡山市

主催者は異例の個別会見で対応

都道府県対抗女子駅伝で17人抜き、区間新の快走を見せ、注目を集める岡山県津山市立鶴山中のドルーリー朱瑛里(しぇり)選手が中学女子区間の3区(3キロ)に登場。9分40秒で区間記録を7年ぶりに10秒更新し、3人抜きで2位に浮上。区間2位とは37秒差と、格の違いを示し、倉敷市立庄中の北村蓮選手とともに優秀新人賞に輝いた。

ドルーリー選手は昨年の全中女子1500メートルで優勝。1月15日の全国都道府県対抗女子駅伝の3区(3キロ)で、38位から21位へ17人抜きの快走、9分2秒で区間記録(9分10秒)を更新し、一躍脚光を浴びた。

岡山駅伝には新聞社やテレビ局、スポーツ新聞、陸上専門雑誌など20社超30人以上の報道陣が取材に訪れ、走り終えた後に異例の会見が設定された。

対抗女子駅伝後、地元の津山市は40~50センチの積雪があったといい、ドルーリー選手は「軽めのジョグや、屋内でできることをしたが、調整はあまりできてなくて、コンディションは4、5割くらい」としながらも「その中ではまずまず」と評価。一方で、「中盤からペースが落ちて伸びきらず終わってしまった」と反省点を口にしながらも、「順位を少しでも上げ、トップが見える位置で渡せてよかった」と振り返った。

そのうえで「津山市を代表して走るので、しっかり貢献できるような走りができたらと思っていた。沿道でたくさんの応援があったので、しっかり走ることができた」と話した。

岡山のスーパー中学生、ドルーリーが圧巻の17人抜き

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