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産経抄

2月2日

石原信雄氏
石原信雄氏

日本列島に謎の巨大生物が上陸する。避難の誘導、自衛隊への連絡、諸外国との折衝…。山積する課題を冷静に処理するのは、首相でも官房長官でもない。平成28年に公開されて大ヒットした映画「シン・ゴジラ」の主人公の矢口は、官房副長官(政務担当)だった。

▼矢口は衆院議員という設定だが、実際の首相官邸には官僚トップの官房副長官(事務担当)も陣取っている。自治省(現総務省)出身の石原信雄さんは、7年3カ月にわたり7人の首相の下で官房副長官を務めてきた。「影の首相」とも呼ばれた石原さんは数々の難題に取り組んできた。その一つが平成7年1月17日の阪神大震災である。

▼散歩中の午前6時半、NHKのラジオニュースで一報を知った。急いで首相官邸に駆けつけるも、通信網の遮断で現地の情報が入ってこない。混乱の極みのなか、官邸から自衛隊の初期出動を当時の防衛庁に指示したのは、首相ではなく石原さんだった。

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