令和元年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件に関連し、4月に控える統一地方選に、裁判を控える地方議員が立候補を模索し、地元で反発の声があがっている。1月20日には、河井克行元法相(59)=実刑確定=から現金50万円を受け取ったとして、公選法違反(被買収)の罪に問われた元広島県議の宮本新八被告(63)に対する広島地裁の判決公判があり、石井寛裁判長は、有罪判決を言い渡した。100人が関わったとされる大規模買収事件は、統一選にも影響を及ぼしている。
民主主義の根幹揺るがす
判決後、県庁で会見した宮本被告は「今回の判決は納得がいかないところがある」と述べ、控訴も検討するとした。