NHKの武田真一アナ、2月末で早期退職

武田真一アナウンサー
武田真一アナウンサー

NHK大阪放送局は2日、武田真一(たけた・しんいち)アナウンサー(55)が、2月末で退職することを明らかにした。早期での定年退職を申請したという。

武田アナは熊本県出身。平成2年に入局し、熊本放送局などを経て、東京アナウンス室で「ニュース7」「クローズアップ現代+」のメインキャスター、「第67回NHK紅白歌合戦」(平成28年)の総合司会などを務めた。

首都直下型地震などの大規模災害時に大阪から放送を継続する体制づくりの強化で、令和3年4月に大阪放送局に異動。「列島ニュース」などのニュース番組のほか、バラエティー番組でも活躍。現在放送中のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」では毎週土曜の総集編のナレーションを担当しているが、後任は検討中だという。

大阪放送局の小池英夫局長は「個人的には東日本大震災の発生時、ともにスタジオに駆け込んで状況を伝え続けた同士。感慨深いものがある」とし、退職後については「NHKで培った高い見識と能力を、何らかの形で社会に還元してくれたら」と期待を寄せた。

武田アナ、「舞いあがれ」振り返りは最後まで担当

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