先月28日に断髪式を終えたばかりの宮城野親方(第69代横綱・白鵬)が、5日に国技館から生中継される「日本大相撲トーナメント 第四十七回大会」(後4・05、フジテレビ系)の解説を務める。
コロナ禍で中止となっていた大会が3年ぶりに開催される。過去に千代の富士、貴乃花、白鵬ら大横綱が圧倒的な強さを見せつけることもあれば、伏兵が番狂わせを起こすこともあった。
今大会は、一月場所の流血取組で気迫を見せた大関・貴景勝をはじめ、おっつけ、下から攻めを貫く若隆景、その兄で頭角を現す若元春、朝青龍を叔父に持つ豊昇龍、恵まれた体格に頭脳が加わり勢いに乗る阿炎らが集結。同部屋対決、下克上、一発勝負のトーナメント戦は手に汗握る取組が目白押しだ。
優勝はしたが、綱取りを逃した貴景勝について、宮城野親方は「心技体、そろっている」と著しい進化に太鼓判を押す。一月場所の勢いに乗って初優勝を狙い、綱取りへ弾みをつける。
若隆景・若元春は、空前の相撲ブームを巻き起こした若花田・貴花田(昇進当時のしこ名)以来、31年ぶり史上3組目となる兄弟同時三役となった。本場所では決して見ることができない兄弟対決の可能性もある。
出場力士は、幕内39人、十両26人(1月31日時点)。賞金総額は1132万円。
また、昼のバラエティー「ぽかぽか」(月~金曜前11・45)でMCを務めるハライチが大相撲を初めて間近で見る。宮城野親方の解説を聞きながら彼らならではの言葉で醍醐味を伝えていく。
CS放送のフジテレビONEでは、同日午後2時半から生中継される。
(産経デジタル)