英調査会社IHSマークイットは1日、中国の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が1月は49・2だったと発表した。前月から0・2ポイント上昇したが好不況を判断する節目の50は6カ月連続で下回った。
中国国家統計局が1月31日に発表した1月のPMIは50・1と、好不況を判断する節目の50を4カ月ぶりに上回っており、中国の景気は新型コロナウイルス禍から持ち直しつつある。 中国政府は昨年12月に、新型コロナ流行を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策の転換を推進。今年1月に入って都市部で感染拡大が落ち着いたこともあり、生産活動が回復する動きもあった。ただ、工場での労働者不足などの影響は依然として残っている。
マークイットは毎月、中国メディア「財新」と協力し、製造業購買担当者を対象に生産や受注状況を調査している。(共同)