日本高野連は1日、大阪市内で今夏の第105回全国選手権大会の運営委員会を開き、暑さ対策として「クーリングタイム」を導入することや、登録選手数を現行の18人から20人に増やすことなどを決めた。
クーリングタイムは五回終了時に、従来のグラウンド整備時間も含めた10分間を選手が体を冷やしたり水分を補給したりする時間に充てる。ベンチ入り選手の増員については、2020年に投手の投球数制限が導入されて複数の投手が必要となったことも考慮した。
暑さ対策については、日中の高温を避けて朝と夕に試合をする2部制も昨年から検討課題に上がっていたが、観客の入れ替え時間の確保などが見通せず、今夏の導入には至らなかった。小倉好正事務局長は「今大会もやれる限りの取り組みを考えながら対策に臨んでいきたい」と話した。
また、昨年の入場料改定に伴い500円(子供100円)から千円(同500円)となった外野指定席を、700円(同200円)に値下げすることも決定。他の席の料金は据え置く。大会日程は開幕日の8月6日から、3回戦2日目、準々決勝、準決勝翌日の休養日を含めた計17日間と決まった。