香川真司が12年半ぶりにセレッソに復帰、完全移籍

香川真司の復帰を紹介するセレッソ大阪の画像(セレッソ大阪提供)
香川真司の復帰を紹介するセレッソ大阪の画像(セレッソ大阪提供)

サッカーJ1のセレッソ大阪は1日、元日本代表MF香川真司(33)が完全移籍で加入すると発表した。2010年7月にセレッソ大阪からドルトムント(ドイツ)に移籍し、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)などでプレーしてきた香川にとっては12年半ぶりのJリーグおよび古巣チームへの復帰となる。

神戸市出身の香川はFCみやぎバルセロナに在籍していたときに、スカウトを務めていた小菊昭雄・現セレッソ大阪監督に見いだされてプロ入り。当初は守備的MFだったが、ブラジル人のレビー・クルピ監督の指導の下、2列目の選手として頭角を現し、セレッソ大阪のJ1昇格に貢献した。

その後、10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のメンバーから落選したのをきっかけに海外挑戦。ドルトムントで才能を開花させて、世界屈指のビッグクラブであるマンチェスター・ユナイテッド入りを果たした。その後はドルトムントに復帰し、ベシクタシュ(トルコ)やサラゴサ(スペイン2部)でもプレー。昨年1月からシントトロイデン(ベルギー)に所属していた。

日本代表ではエースナンバーの背番号10をつけ、14年W杯ブラジル大会と18年W杯ロシア大会に出場した。

セレッソ大阪の小菊監督とは今でも親交があり、昨年も帰国時にチームの練習に参加していた。また、セレッソ大阪は近年、所属チームでの出場機会が減っていた香川に復帰を促すとともに、獲得オファーを出し続けていた。


会員限定記事会員サービス詳細