「ロシア侵攻で選手ら220人死亡」ウクライナ青年スポーツ相

ロシアのミサイル攻撃で大きな被害を受けたアパートから女性を救出する救急隊員。民間人を標的とした無差別攻撃は、子供や女性も危険にさらしている=1月15日、ウクライナ東部ドニプロ(AP)
ロシアのミサイル攻撃で大きな被害を受けたアパートから女性を救出する救急隊員。民間人を標的とした無差別攻撃は、子供や女性も危険にさらしている=1月15日、ウクライナ東部ドニプロ(AP)

ウクライナのフトツァイト青年スポーツ相は1月31日、ロイター通信の取材に応じ、ロシアの侵攻により少なくとも220人のウクライナの選手やコーチが死亡したと明らかにした。340以上のスポーツ施設が被害を受けているという。

国際オリンピック委員会(IOC)が、スポーツの国際大会から除外されたロシアとベラルーシの選手の復帰を中立の立場などの条件付きで検討していることについて、フトツァイト氏は「ウクライナは多くの欧州や世界の国々と団結する。ロシア勢の出場は許されない」と改めて強調した。

自身が会長を務めるウクライナ・オリンピック委員会は、ロシア選手らが国際大会へ復帰した場合に備えて来年のパリ五輪をボイコットする可能性を探っており「多くの人々や選手を失った今、ウクライナ人の命は国際大会でのどのメダルよりも重要だ」と語った。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細