産地偽装アサリで収益1億4千万円 容疑で4人逮捕 熊本

中国や韓国産のアサリを熊本県産と偽って販売し約1億4千万円の収益を得たとして、熊本県警と佐賀県警の合同捜査本部は1日、不正競争防止法違反と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益仮装)の疑いで、宮崎市本郷南方の無職、谷口正光(75)、妻の智子(52)の両容疑者ら4人を逮捕した。

熊本県警によると、正光容疑者と智子容疑者は当時、熊本県天草市の会社で外国産のアサリを仕入れていた。残る2人は佐賀県で会社をそれぞれ経営。書類上では正光容疑者らから仲卸をしているが、偽装に協力していたとみられる。販売先は千葉など6県にわたるとみている。

逮捕容疑は、共謀して令和2年7月、外国産アサリを熊本県産と誤認する表示をして、収益を得たとしている。

佐賀県が3年6月、うち1社を食品表示法違反の容疑で刑事告発していた。

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