大相撲の雷(いかずち)親方(元小結垣添)が1日、入間川部屋(さいたま市中央区)を継承し、雷部屋としてスタートさせた。「雷部屋」は明治期に第20代横綱梅ケ谷らを輩出した伝統を誇るが、日本相撲協会によると、昭和36年を最後に途絶えており、62年ぶりの復活となった。
新たな看板の前で取材に応じた雷親方は「緊張感でいっぱい。初心に戻って、良い弟子を育て、より一層、良い部屋にしていきたい」と引き締まった表情で抱負を語った。
新生・雷部屋はウクライナ出身の幕下獅司をはじめ力士7人と、行司、床山、世話人が各1人。4月に65歳の定年を迎える先代師匠の入間川親方(元関脇栃司)は雷部屋付きとなった。