無人機調達に700億円 国防相、国産強化狙う

ウクライナのレズニコフ国防相=1月20日、ドイツ・ラムシュタイン米空軍基地(AP)
ウクライナのレズニコフ国防相=1月20日、ドイツ・ラムシュタイン米空軍基地(AP)

ロシアの侵攻を受けるウクライナのレズニコフ国防相は30日、ウクライナ軍の無人機(ドローン)調達に今年200億フリブナ(約710億円)以上を投じる計画を明らかにした。ウクライナは昨年2月の侵攻初期からトルコ製の攻撃型無人機バイラクタルTB2などを活用して戦果を上げており、国産機を強化する狙い。

レズニコフ氏はフェイスブックで、国内の製造業者から75機種の提案を受け、軍参謀本部との選定作業や試験を経て16の契約を結ぶ計画だと説明した。一方のロシアも昨年後半からイラン製無人機シャヘド136などを投入し、ウクライナ各地への攻撃を強めている。

ゼレンスキー大統領は30日、デンマークのフレデリクセン首相と共に南部ミコライウ、オデッサを訪問。共同記者会見で「ロシアは大攻勢を狙っており、もう始まっている」との認識を示した。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細