鴻海のEV事業戦略責任者に日本電産前社長の関氏、2月就任

関潤氏
関潤氏

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は30日、日本電産の前社長の関潤氏を電気自動車(EV)事業の最高戦略責任者(CSO)として招くと発表した。2月1日付で就任する。鴻海はシャープの親会社で、電子機器受託製造サービス(EMS)から事業多角化を目指している。関氏を招いてEV事業の体制強化を図る狙いとみられる。

鴻海は「関氏の自動車産業での豊富な経験とサプライチェーン(供給網)の専門知識」に期待を表明し、鴻海のEV事業を米国などやアジア、中東地域で発展させていくとした。劉揚偉会長の直属となる。

日産自動車出身の関氏は日本電産に移り、社長兼最高執行責任者(COO)に就任したが、昨年9月に退任した。(共同)





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