黒人暴行死で消防3人免職 米南部、警官計7人処分

27日に公開された、黒人男性タイリー・ニコルズさんへの暴行の後に話をする警官らの映像=米メンフィス(THE CITY OF MEMPHIS提供・AP)
27日に公開された、黒人男性タイリー・ニコルズさんへの暴行の後に話をする警官らの映像=米メンフィス(THE CITY OF MEMPHIS提供・AP)

米南部テネシー州メンフィスの消防は30日、黒人男性が警察官に暴行され死亡した事件で、現場での初期対応を怠ったとして救急隊員ら3人を免職処分にしたと発表した。警察によると、免職となり殺人罪などで起訴された5人を含め、事件直後に停職処分を受けた警察官は計7人。

被害者のタイリー・ニコルズさん(29)は7日、警棒や拳で殴るなどの暴行を受け、3日後に死亡した。消防によると、救急隊員らは現場に到着した当初、警察官からの聞き取りなどを基に対応し、ニコルズさんの容体を適切に把握できていなかったという。 新たに停職が明らかになった警察官は白人で、CNNテレビによると、ニコルズさんの車を停止させた場所にいたが、激しい暴行の現場にはいなかったと主張している。(共同)



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